● 福島達也の理事長コラム ● |
第71号 NPOの昼休み |
暑い日が続いて、年初から頑張り続けてきた体も、いよいよ悲鳴を上げそうな気配だ。 どうも、暑がりのくせに冷房が体に合わないらしく、体がだるくなったり、頭が痛くなったりするのだ。その癖、冷房がないと頭がボーっとするから、始末に負えない。さらに、食欲がまったく落ちないというのは、本当に腑に落ちない。 さて、そんな暑さでイライラしている時だからか、昼休み中の電話がとても悩ましい。当事務所は、昼休み時間はほとんどの職員が外に食事に行くので、事務所の中は私一人ということがよくある。そんな時に限って、電話が鳴り響くのだ。 NPOの関係者にとっては、昼休みなどは全く関係ないのか、企業同様に何十人も電話の前で待機していると思ってくれているのか、残念なことに10人足らずで運営している当団体の場合、何本も鳴ると対処できないのだ。 さらに、土曜日や日曜日も、事務所の中で仕事をしていると、電話が鳴り響くことがよくあるし、相談者もなぜか休日や夜間に来たがる傾向がある。以前、相談の日時を決めるときに、電話で「土日は何でやっていないのですか?」と怒られたことがある。 NPOだから休みはないだろうとか、NPOだから朝も昼も夜も休日もなくキリギリスのように働いているだろうと思うのか、平日や日中は忙しいのはわかるのだが、自分たちの都合を押しつけたがる傾向があるのはいただけない。 当団体の場合、交替性にできるほど職員に余裕はなく、さらに全員が有給の職員であり、きちんと労働基準法を遵守しているので、残業もなるべくさせないようにしているし、夏休みも正月休みもきちんと取るようにしているので、昼間・夜間・土曜日・日曜日・祝祭日は、なかなか電話などに対処できないことをご理解いただきたい。 そうそう、当団体の場合、運が悪いことに、宅配便も郵便局もすべて昼休みに集中するので、昼休みに行列ができることがよくある。 「行列のできる○○事務所!!」 職員の一番少ない昼休みばかりというのが悲しい・・・。 特定非営利活動法人 国際ボランティア事業団
理事長 福島 達也 (平成20年8月) |