◆ヤミ金利用に待った◆

 多重債務問題に先進的に取り組んできた盛岡市は来年から、NPO法人とともに生活困窮者の生活再建を目指す総合的セーフティーネット体制を整える。NPOがコーディネート役を担い、市はヤミ金に手を出す住民を守るため低金利融資を準備。精神保健の分野にまで踏み込んで、貧困の原因解消を目指す。事業は市とNPO法人「いわて生活者サポートセンター」(岩手県)が実施。厚生労働省の補助を受け段階的に進めていく予定だ。盛岡市は全庁的な多重債務プログラムの体制が整っており、全国に先駆けたモデル事業として始める。

河北新報 12月23日
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