製造工場で働く派遣労働者の7割以上が、正社員になれないなどの消極的理由で派遣を選んでいることが、製造業の派遣労働者らでつくるNPO法人「ガテン系連帯」（東京）のアンケート結果で分かった。製造業の派遣社員を対象とした調査は初めてで、数カ月単位の「細切れ契約」を繰り返している実態も浮かんだ。調査は7月末から9月末にかけ、全国各地の自動車や電機製造の工場、寮などで、20代、30代を中心に、道内出身を含む派遣労働者243人（女性60人）を対象に実施した。