◆街の大木救出◆

 区画整理事業に伴い伐採されそうになったアラカシの木を救おうと、指宿市のNPO法人「縄文の森をつくろう会」(鹿児島県)が移植作戦を繰り広げた。アラカシは高さ9メートル、幹周り1.6メートル。当初、木の所有者だった家主は木の伐採を希望していたが、同会が「街中にこれだけの大きな木は少ない。地域のシンボルになる」と移植を申し入れた。同会は同市東方に2年がかりで里山を再現したり、同市池田の棚田にゲンジボタルが育つ環境を整備するなど、古里の自然や歴史にこだわった活動を展開している。

南日本新聞 4月2日
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