◆被爆の経験 治療に生かせ◆

米軍が使用した劣化ウラン弾の影響とみられる小児がんや白血病の患者が急増しているイラク南部の都市バスラの医師2人が05年2月から、被爆者治療の実績がある長崎大学医学部において無料で研修を受ける。現地病院に医薬品を贈る活動をしている長崎市のNGO『アジアとむすぶ市民の会・長崎』の働きかけで実現した。バグダット大の調査では、バスラは空気中の放射能は通常の10倍以上、地中は10〜5千倍とされる。同NGOでは2人の渡航費と滞在費計約400万円のカンパを呼び掛けている。

★西日本新聞 朝刊 12月26日★

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