三重県四日市保健福祉事務所と四日市地区薬物乱用防止指導者協議会などは7月1日、四郷地区連合自治会など26団体の協力で、四日市市笹川の笹川東公園で、薬物乱用を許さない社会環境づくりを目指して「薬物乱用防止啓発キャンペーン四日市大会」を開催し、地域住民ら約600人が参加した。「薬物乱用が深刻な社会問題になっている昨今、安易な考えで手を出さないよう『ダメ。ゼッタイ！』を合言葉に防止の輪を広げて」と安倍晋三総理大臣のメッセージを、四日市保健所の長坂裕二所長が開会あいさつとして代読。参加者らは順に薬物乱用防止キャラバンカーに乗り込み、薬物標本やパネル、パソコン映像で心身を腐敗させ、凶悪な犯罪の増加につながる覚せい剤やシンナーなどの怖さを学んでいた。
　会場では、NPO法人「明るい社会づくり運動」（東京都中野区）の公式サポーター「耀（かがやき）！連隊・明社レンジャー」のグリーンとイエロータイガーが「甘い言葉にだまされないで」と呼び掛けるショーや、太鼓演奏、幼稚園児らの体操、モダンダンスなど多彩なアトラクションで盛り上がった。