南海地震の発生が懸念される中、徳島大学で4月13日、災害時に即応が期待される防災リーダーの養成講座が始まった。応募が定員を上回り、抽選で選ばれた学生や市民の受講生が講師の話に聞き入った。講座は全学共通教育教養科目で、地震や津波、火災などの仕組みや対策を学ぶ。講座修了後は、NPO法人「日本防災士機構」（東京都千代田区）が認定する防災士試験の受験資格が得られる。受講した工学部建設工学科の学生は「山口県出身で大きな地震を体験したことがないので、しっかり防災を学びたい」と話した。