◆30本の束集め、民家の屋根に◆

 山梨県大月市立鳥沢小6年の児童37人が2月6日、茅ぶき民家集落を再現した「西湖いやしの里 根場(ねんば)」(同町西湖)近くの遊休地で、屋根の材料となる茅刈りを体験した。茅を利用していた里山の暮らしを子どもたちに伝えようとNPO法人「富士山クラブ」(東京都港区)が企画した。児童たちは午前10時ごろから約1時間かけて、高さ2メートル以上の茅を1人が手でまとめ、別の児童が鎌で刈り取るなど力を合わせて作業した。直径約40センチの束を約30本刈り集めた。3月末の完成を目指して建設中の民家の屋根に使用される。

毎日新聞 朝刊 2月8日
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