◆子どもSOS電話 相談員不足◆

 いじめなどに悩む子供の「SOS」を電話で受ける民間相談員の成り手が激減し、主催するNPOが当惑している。NPO法人「ひろしまチャイルドライン」(広島県西区)ではパートや両親の介護などで40歳以上の”ベテラン”が離れる傾向が強まったことに加え、若い世代の意識の変化も影響しているという。有償で雇う自治体に人材が流れたり、学生は就職活動でのアピールが目的で長続きしない人が増えている。心理学など専門知識を身に付ける必要性から敬遠される場合もあるが、「心の叫びに耳を傾ける大人の存在が必要」と応募を求めている。

日本経済新聞 夕刊 1月29日
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