◆「がん難民」4人に1人◆

 納得のいく治療が受けられない「がん難民」が、患者の4人に1人に上ることがNPO法人「日本医療政策機構」の調査でわかった。調査は患者会やインターネットを通じ、全国のがん患者にアンケートを実施。1186人分の結果を分析した。同法人では、納得いく治療方針の選択ができなかった、または治療の説明に満足できなかった人を「がん難民」と定義。がん難民の保険診療費(自己負担分)はそれ以外の患者の1.47倍で、この差から試算すると、がん難民の不満が解消されれば年間5200億円のがん医療費が削減できるという。

毎日新聞 12月7日
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