無料配布したバウチャー(利用券)で使いたい育児支援メニューを選んでもらう「子育てバウチャー制度」を導入する自治体が現れ始めた。これまで支援の手が届きにくかった在宅で子育てをする母親たちを、地域ぐるみで支える。東京都板橋区では、母親は赤ちゃんの入浴サービスや親子向けコンサートなど、区が指定する16種類のサービスを受ける際、決められた枚数のバウチャーを提出する。NPO法人と組みサービスを提供する自治体も。「地域全体で子育てしていくという機運を高められるかどうか」が定着のカギ。