◆天下り先 随意契約1.3兆円◆
中央省庁が05年度の1年間に官僚の天下りを受け入れた公益法人や独立行政法人、民間企業と結んだ随意契約が27381件、総額1兆3817億円に上ることが5月11日、政府が参院行政改革特別委員会に提出した資料で明らかになった。政府が随意契約の実態をまとめたのは初めて。これを受け政府は同日、公共調達適正化に関する関係省庁連絡会議を開催。坂篤郎官房副長官補が「明白に契約相手が1つしかないなど、国民の誰もが随意契約でも仕方がないと思うもの以外は競争入札にする」と、随意契約を見直す方針を表明。
東京新聞 朝刊 5月12日