◆なにわ野菜じわり復活◆
一度は姿を消しかけた大阪の伝統野菜に復活の兆しが出てきた。種探しから技術指導、ブランド認証など行政、NPO法人の地道な取り組みで栽培農家は徐々に増えている。知名度が高い京野菜に負けじと、生産関係者は「なにわ野菜」の需要拡大を目指している。NPO法人『難波魚菜の会』の代表は大阪の伝統野菜は食感の強さや味の濃さが特徴と強調する。大阪府は食品加工業者などに伝統野菜の特性を生かした商品作りを働きかけており、商品が消費者に浸透すれば需要が増えて、生産を拡大できる、期待する。
中国新聞 夕刊 4月24日