◆廃食油 車の燃料に◆

 気仙沼市の大島の住民でつくるNPO法人『大島大好き』が廃食油を原料にしたディーゼルエンジン用燃料BDFの生産をしている。昨年12月、同法人会長の自宅に油精製プラントを設置し、BDFの生産を開始。市内の学校給食調理場や飲食店などから回収した使用済みの天ぷら油を原料に、月2千gを生産している。3月、1g90円で販売を開始。会長の自家用車や島内のタクシー、旅館の送迎バスなど計13台で利用している。島内を菜の花で飾ろうと植栽し、いずれは菜種油の廃食油もBDFに原料に活用したいという。

河北新報 朝刊 4月15日

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