◆乳がん検診の機会 不十分◆
医師らでつくる、乳がんの予防啓発活動に取り組むNPO法人『乳房健康研究会』の調査で、乳がん健診を実施していない健保組合・共済組合が約2割に上ることがわかった。実施していても、希望者のみに受診者を限定する組合が約9割に上る。乳がんによる国内死亡者数は1995年は約7800人だったが、2003年には約9900人と8年間で約27%も増加。「乳がんのリスクが高いとされる働く女性への検診機会が十分でない。早期発見のため、検診の普及が急務」と専門家は指摘する。
日本経済新聞 朝刊 10月20日