◆ニセ街頭募金 詐欺で摘発◆

 任意団体「NPO緊急支援グループ」の実質代表者、横井容疑者による街頭募金詐取事件。虚偽求人広告で集めた約200人のアルバイトを使い、「難病の子ども支援」を装って集められた募金は、遊行費や生活費などに消え、募金箱は大阪湾に捨てられた。不特定多数の人から広く薄く集める街頭募金は詐欺罪での立件が難しいが、今回の事件で大阪府警は、募金者11人を特定し、合計数万円の被害を確定。連日のように同じ方法で通行人をだまして募金を集めた行為を、包括一罪的にとらえ、詐欺金額を2千万円以上とし、立件した。

★毎日新聞(大阪) 朝刊 7月30日★

戻る