◆在宅専門診療所開設◆

東日本大震災で痛手を受けた地域医療をサポートしようと、東京の医療法人が、宮城県石巻市に在宅医療専門の診療所を開設する。長引く避難生活で悪化が懸念される要介護者の診療ニーズに対応しながら、高齢者の孤立防止にも目を配り、被災地の医療再生のため助力する。外来診療はせず、希望する要介護認定患者の自宅を医師が定期的に訪問診療する。診療所はプレハブ平屋の床面積約100平方メートル。診療所の隣に建物をもう1棟建てて、長期的支援を行うNPOや医療関係者に集会所として貸出し、被災者が安心して暮らせる環境づくりも支援する。

河北新報8月30日

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