◆複製｢江戸風俗図屏風｣◆

高精細デジタル技術によって複製された菱川師宣筆｢江戸風俗図屏風(びょうぶ)｣が千葉県立中央博物館に展示され、色彩豊かな江戸庶民や武士の華やいだ群像を間近に見ることができる。｢文化財未来継承プロジェクト(綴プロジェクト)｣の一環として、NPO法人京都文化協会(京都)とキヤノンが制作し、同館に寄贈された。複製とはいえ、｢元禄時代の風俗を題材に、最新流行の髪形、服装などが美しく描かれている｣。デジタル撮影した画像を基にした忠実な色再現と、伝統工芸師によって金箔(きんぱく)や金泥が施された。

千葉日報　5月9日

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