◆世界遺産に外国人客を◆

和歌山県は外国人観光客を案内する独自の観光ガイド認定制度を創設する。これまで、通訳案内士の国家資格がないと外国人観光客の有償ガイドはできなかった。新制度では、地方自治体や旅行会社が独自に実施する研修や試験を受ければ、活動できる。外国人に英語で熊野古道を案内しているNPO｢Mi･Kumano｣は約60人のメンバーがいるが、通訳案内士は6人。｢国家試験はハードルが高い。多くの方にチャンスができれば活動の幅も広がる｣と新制度に期待する。一方で、認定の基準を甘くすると質の低下も心配される。

紀伊民報 1月4日

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