◆さい帯血バンク、赤字2億円 ◆
 白血病患者らへの移植治療に用いる、さい帯血を保存、提供する「さい帯血バンク」が、全国11か所で年間総額約2億円の赤字。財政難から存続が危ぶまれているバンクもあり、全国大会で集約化も含めた対策を話し合う。バンクは、大学や血液センターなどが母体となり運営。公的医療保険の診療報酬(1件17万4000円)と、国からの補助金(年間約6億円)が主な財源で、09年度は計約8億円。移植件数が増えるにつれ、赤字も深刻に。同ネットでは、運営の効率化に向けたバンクの統合とともに、保険診療で賄えるよう、診療報酬の引上げを求めている。
読売新聞 9月16日
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