◆象牙輸入差し止めや密輸で◆
 98年から08年までに、ワシントン条約違反として日本の税関が行った象牙の輸入差し止めや、通関後の密輸摘発計106件のうち、税関が検察庁に容疑者を告発したのは8件にすぎないことが、NPO法人のトラ・ゾウ保護基金(東京)のまとめで分かった。基金の弁護士は、差し止められた象牙が押収されずに輸出国に返送されたケースが少なくないことや、日本国内での密輸製品の譲渡や販売に関する処罰規定が不十分なことも指摘。「ドーハでのワシントン条約締約国会議に提案している象牙取引の再開提案は認めるべきではない」と強調した。
47NEWS 3月21日
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