廃棄処分される食品を有効活用するフードバンクを運営するNPO法人あいあいねっと（広島市）が、レストラン事業に乗り出す。バンクに集まる食材を使い、簡単な食事を安く提供。食事作りが困難な地域のお年寄りらを支援するとともに、活動の情報を発信する場を目指している。あいあいねっとは昨年5月、安全性や品質とは関係ない理由で処分される食品を集め、地域の福祉施設に無償で提供するフードバンク事業をスタート。現在、市内と近郊の食品メーカー、青果卸、生協など8社から1カ月に約1トンの食品が集まり、16施設・団体に配っている。