◆江戸期の巨大天文図公開◆

 「時の記念日」の6月10日、国内初の漏刻(水時計)を作ったとされる天智天皇をまつる近江神宮(大津市神宮町)で、江戸時代の巨大天文図や、季節によって昼夜の長さが変わる不定時法の和時計が公開される。日本の時刻史を知るうえで貴重な史料に出合うことができそうだ。巨大天文図は天文学者・朝野北水が1830年(文政13年)に作成した「天象研究改正之真図」。所有するNPO法人「時計BUNKA」副理事長(近江八幡市)は「見えない所にも丁寧に飾りを施した当時の職人の美意識や心意気が感じられる。」

読売新聞 6月8日
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