環境省は27日、民間非営利団体（NPO）などからの政策提言事例を紹介するシンポジウムを東京都内で開いた。同省は2001年からNPOや非政府組織（NGO）、企業からの政策提言を公募しており、今年は31件が寄せられた。このうち、NPO「環境とくしまネットワーク」（徳島県鳴門市）は、地域の環境を守る視点で農山村活性化を目指すプロジェクトを提案。その一例として、過疎集落で急増する空き家や耕作放棄地の現状を詳しく調査した上で、雇用不安にある都市の人々に農林業に就業してもらう取り組みの必要性を訴えた。