◆バイオトイレ、遺跡に提供へ◆

 環境問題に取り組んでいる静岡県三島市のNPO法人「グラウンドワーク三島」が、富士山など20カ所で使われている自己完結型「バイオトイレ」を、カンボジアの世界文化遺産「アンコール遺跡」に提供する。このバイオトイレは杉の間伐材でつくった杉チップをトイレ内に入れると、そこに微生物が付き、し尿を窒素ガスと水に分解する。電力は必要だが汚物を一切出さず、下水道がない地域の使用に適しているという。富士山では5合目の山小屋で稼働している。

毎日新聞 2月22日
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