福島達也理事長コラム
第95号 メールの返信
 それにしても暑い夏、いったいいつ涼しくなるのだろうか。うだるような暑さの中、悩めることがメールだ。

 今の社会、ほとんどの人が携帯かパソコンでメールをやり取りしているだろうが、私の場合は携帯にはほとんどメールが来ないのだが、パソコンの方はものすごい数のメールが来る。迷惑メールや営業のメールは無視すればよいのだが、問題は返事を求められる業務関係のメールの方だ。

 通常は、少なくて20通。多くて40通くらいの業務に関する相談又は連絡メールが届くのだが、その返信が相手の回答期限に間に合わないことが多くなってしまった。

  たいていの人はメールを出したらその日に返信をもらいたいだろう。しかし、私の場合、日中は講演やコンサルで外出していることがほとんどなので、夕方に事務所に戻ってきてから、やっと自分のデスクワークが始められる。

 電話も3件から7件くらいはかけなければならないし、職員との連絡・報告・指示をしていると、たいてい相手の営業時間が終わってしまうのだ。

  夜になってからメールを開き、そのまま回答するだけのものもあるが、たいていは簡単な資料を作ってから返信することが多いので、すべて終わるのは毎日夜中の0時を超えてしまう。それでも、朝までに回答できれば先方もお許しいただけるだろうが、出張で戻らない日があると、2日後、3日後になることもたまにある。

 こうなると、「なぜ返事をくれないのか」と怒られることもしばしば。これが最近の悩みなのだ。毎日15時間も働いているので、決してさぼっているわけではないので、ぜひそのあたりはわかって欲しいと思うのだが、相手にはそんな事情はわからない。何かいい方法はないものだろうか?

 相手の空いている時間に迷惑をかけずに送れるし読めるのがメールの最大の長所だが、逆に状況をわかって欲しい時はそれが弱点になる。

 誰かそれをすべて解決できる夢のようなメールシステムを開発してくれないものだろうか・・・。



特定非営利活動法人 国際ボランティア事業団
理事長 福島 達也
(平成22年8月)

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