 ● 福島達也の理事長コラム ● |
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| 第87号 携帯電話が決めて！ |
| 年の瀬が近くなり、みな慌ただしくなってきたが、なんと先日、九州出張時に、携帯電話を電車に、マフラーをホテルに置き忘れてしまった。 いずれもしばらくしてから気が付き、両方とも運よく発見され、無事に手元に戻ってきたのだが、マフラーはたいしたことはなかったが、携帯電話はなくてものすごく困ってしまった。 まず、なくしたことに気がついて、電話しようにも電話がないし、番号もわからない。公衆電話もなかなか見つからない。とにかく不便極まりなかった。 仕事の関係者には携帯の番号は教えていないので、かかることはあまりないが、相手の連絡先はすべて携帯電話の中にある。最近は手帳のアドレス帳など使ったことがないので、かけたくてもかけられないのだ。 きっと、なくして困るのは私だけではないはずだ。まったく仕事にならなくなる人も多いだろう。つまり、見事なまでに今の時代は携帯社会になっているような気がする。 このように、携帯電話がこれほど流通している時代に、それをビジネスに生かさない手はないだろうと思う。それは、一般企業のことではなくＮＰＯの世界でも同じだ。 ＮＰＯ業界では、携帯電話というものは、連絡の手段くらいにしか考えていない団体も多いだろうが、中には携帯電話用のホームページで人を集めたり、携帯電話をボランティアにもたせて、業務に活用したりしている団体もあるのだ。 そういう団体は、他の団体よりも常に一歩リードしていることが多い。 そうなのだ。今や一般電話よりもパソコンよりも携帯電話が生活に一番密着しているのだから、それを使わない手はない。なぜなら、若者ばかりではなく、子供からお年寄りまで一番使われているのはテレビの次は携帯電話だからだ。 だからこそ携帯電話を武器に、独自のビジネスモデルを作ってみてはいかがだろうか。新たなビジネスチャンスだけではなく、会員や支援先さらに、顧客の拡大にもつながっていくだろう。 財布もカードも手帳もパソコンもいらない時代が必ず来るはずだから・・・。 特定非営利活動法人 国際ボランティア事業団
理事長 福島 達也 (平成21年12月) |